2019年萩市尾島櫃島羽島の廃校巡り(2019年4月14日撮影)


 埼玉県在住のHEYANEKOさんからお誘いを受けて行ってきました。
 昨年行こうとした萩沖無人島のリベンジのためHEYANEKOさんたちが来山されました。
今回念願がかなって3島めぐることができました。

  萩市沖の尾島・櫃島・羽島は、大島・相島・肥島とともにかつては阿武郡六島村と呼ばれていました。
  1955年(S30)に、さらに沖の見島村とともに萩市に合併しました。
  1965年(S40)に、本土に寄宿舎ができたため、分校はすべて廃校になりました。
  大島と相島には今でも学校があります。肥島にはもともとから分校はありません。
  羽島は1971年(S46)に、尾島は1972年(S47)に無住になりました。
  櫃島は、いつ無住になったかわかりませんが、今では、夏ミカンの栽培などのため、本土?から人が時々来ることがあります。


 のんちゃん丸で3島を巡りました。


萩市立相島小中学校尾島分校
 
尾島が見えてきました。
 
上陸してすぐのところにありましたが、藪がひどくてなかなか進めませんでした。   廃校になって50年以上経っているのでこの有様です。
 
床が抜けて、落ちた人がいました。   なんとか校舎の内部らしい所です。
 
 かつて教室があったような雰囲気です。    この左側にも教室があったのかもしれません。
     
集落跡の方へ行くと石碑がありました。1928年(S3)に建てられています。   社殿は崩壊していました。
 
 手水鉢はきれいでした。    鳥居は崩壊寸前です。


萩市立大島小中学校櫃島分校
次に向かう櫃島です。ここは農作業のため、本土から人が来ます。
 
おそらく夏ミカンの収穫だと思います。本土から来られていました。   集落に向かって進みます。
 
ナンバープレートがない軽トラが通り過ぎました。   夏ミカンの果樹園です。
 
集落のメインストリートです。   三連土蔵です。ネットで写真を見たことがあります。
 
分校です。校舎がほぼそのまま残っています。   昔の学校ではよくある玄関の形です。
 
校舎の裏側です。   廃校記念ではなく、新築記念の碑です。1936年(S11)に建てられています。「分校」ではなく「分教場」と刻まれています。
 
校舎内部です。廃校後集会所なんかに使われていたのでしょう。   学校には桜が良く似合います。
 
 鳥居がありました。「八幡宮」とありました。   立派な社殿です。


萩市立大島小中学校羽島分校
 
最後は羽島です。
 
上陸して間もなくの所に、祠とお地蔵様がありました。   無住になった後、海洋パークセンターが開設されましたが、現在では閉鎖されています。
 
学校門がありましたが、藪ではっきり見えません。    みんなで藪刈をしました。 
 
学校門の門柱です。文字は何も刻まれていません。    敷地だったところは藪だらけで、学校の痕跡は見つかりませんでした。 
 
海洋パークセンターの管理棟です。おそらくかつての民家を利用したものでしょう。 宿泊棟もおそらくそうでしょう。   海洋パークセンターの敷地も藪だらけです。 
 
藪の向こうに国旗掲揚台が見えます。   野外トイレも藪で覆われています。
 
給水塔や焼却炉も藪の中です。   たくさんの軽トラの廃車が放置されていました。


 同行のメンバーです。櫃島三連土蔵の前で
ありがとうございました。