岡山県苫田郡上齋原村立上齋原小学校小林分校(2009年12月撮影)

 
知人に会いに津山市に行き、ドライブで偶然見つけた廃校です。人形峠の近くです。   講堂しか残っていなくて、その講堂も除雪車の車庫になっていました。
 
大きな立派な碑が建てられていました。   碑の裏には、詳しい沿革が刻まれていました。

明治35年12月2日(1902年)
 源泉尋常小学校に就学せる児童の冬期間通学困難のため地区民の熱望により恩原の民家を校舎として、恩原分教場を設立。1学級編成にて教育を開始する。

大正9年5月28日(1920年)
 当初の校地周辺が貯水池となり水没の為この地に移転新築落成。以後、上齋原尋常高等小学校小林分教場と改称。

昭和16年4月1日(1941年)
 国民学校令公布に伴い、上齋原国民学校小林分校と改称。

昭和22年4月1日(1947年)
 上齋原小学校小林分校と改称。複々式2学級編成となる。

昭和31年4月1日(1956年)
 複式3学級編成となり、校舎改築に着工、翌年落成す。

昭和51年3月24日(1976年)
 かつて61名もの児童数を擁した当分校も過疎化現象により最終的に11名となり、時代の要請により本校に統合することになり閉校式を挙行。3月31日を以て七十有余年の幕を閉す。この間当校に学びし者五百名。閉校に当たり学区民の熱意と協力を得てこの碑を建立す。